Q&A
Q1, 購入してすぐ使いこなせますか?
Q2, 補聴器できく音は、ふつうにきこえる音とは違うのですか?
Q3, 会議や居酒屋のような複数の人が話す場所だときこえづらいのですか?
Q4, 操作はむずかしくないですか?
Q5, 補聴器をつけている時に「ピーッ」と音が鳴る場合は?
Q6, 補聴器をできるだけよい状態で長く使うにはどうすればいいですか?
購入してすぐ使いこなせますか?
補聴器を使いこなすのには、ある程度時間がかかります。
雑音の低減により、音量感が不足して感じられたり、極小サイズながらも新しい補聴器に違和感を感じるなど、慣れない原因はさまざま。
使いこなすには、30分程度の練習からはじめ、段階を経て慣れてゆくことが大切です。
また、補聴器を快適に使うためには、少しゆっくりと話しかけてあげるなど、ご家族の協力が大切です。
補聴器できく音は、ふつうにきこえる音とは違うのですか?
補聴器からきこえる音は、音の伝わり方の違いにより、今まできいていた音とは少し違った印象を受ける場合もあります。
音の印象の違いは残りつつも、最近のデジタル補聴器では、より自然なきこえに近いものもありますので、ご自分の耳で試聴してみてください。
会議や居酒屋のような複数の人が話す場所だときこえづらいのですか?
会議や酒席の場で、どうも話がきき取りにくい!このような訴えをとくに50〜60代の方からよくおききします。
だんだんと低下してきた聴力に加え、大勢の人の中での会話はもともときき取りにくいものです。
ざわざわした場所で、誰が何を話しているのか?を理解するためには、音の方向感覚がもっとも大切な要素の1つになります。
耳は左右のバランスで話している人の方向や距離を確認しますが、聴力が低下したり、片耳だけでもきこえが悪いと、この方向感覚がつかみにくいために、大勢の人の中での話し声をきき分けることがむずかしくなります。
こういった音の方向感覚に対しては、補聴器を両耳に装用することで、左右の耳がきこえを補い合い、方向感覚のバランスを崩すことなく、補聴効果を上げることができます。
操作はむずかしくないですか?
操作が苦手な方には、ボリューム操作などがいらない補聴器があります。
デジタルになって、補聴器がたいへん使いやすくなりました。電池の交換と朝・夜の取り外し以外はご自分での調整は殆どなくなりました。
生活のあらゆるシーンでもっとも自然にきこえるように自動調整してくれるので、安心して使えます。
補聴器をつけている時に「ピーッ」と音が鳴る場合は?
ご自分の耳の形にきちんとあった補聴器(耳かけ形・ポケット形の場合は、特注の耳栓、イヤモールド)をつけていれば、起こりにくい現象です。
補聴器と耳(外耳道)の間に隙間がある場合補 聴器で増幅された音がその隙間から漏れて、再び、その音を拾ってしまうことで、この「ピーッ」音(通常ハウリングと呼ばれています)が発生する場合があります。
既製の耳あな形補聴器で、この「ピーッ」音が鳴ってしまう場合は、その補聴器がお客様の耳に合っていないことも考えられます。
一方、ご自分の耳の形に合わせて作成するオーダーメイドの耳あな形補聴器で、この「ピーッ」音が発生してしまう場合は、補聴器の耳にあたる部分を作り直して改善するのが一般的です。
補聴器をできるだけ良い状態で長く使うにはどうすればいいですか?
補聴器はメガネと同じように毎日身につけて使うものです。日頃からちょっとしたことに気をつけていただくだけでも、補聴器をよい状態で長くお使いいただけるようになります。
まず、補聴器は水分を嫌う精密電子機器なので、外されている時は必ず乾燥ケースに保管し、雨などで濡れてしまった場合には、乾いた布やティッシュで軽く補聴器本体を拭い、水分が残らないようにしてください。
乾燥ケースに補聴器を入れる際は、必ず空気電池の余計な放電を防ぐ為にも取り出してからしまってください。
また、補聴器の耳の中に入る部分は、どうしても耳垢や汚れがくっつきやすい場所です。
取り扱い説明書に書かれたお手入れの方法を参考にしながら、清潔な状態を保つようにしましょう。
お近くの販売店で、お手入れの方法を確認しながら、練習されることをおすすめしています。