補聴器を自分の耳のように使いこなせるようになるためには、ある程度時間がかかります。
今まできこえていなかった音がいきなり入ってくることにより耳も脳も驚いてしまったり、雑音制御機能の働きにより音量感が足りなく感じることもあります。
技術の進化で小さくなったとはいえ、補聴器という器械自体が耳に違和感を感じさせることもあります。
使いこなせるようになるためには、およそ30分程度の練習から始めて、段階を経て補聴器の装用時間を延ばしていくことが大切です。
午前3時間、お昼の休憩時間(脳を休める時間)、午後3時間、という流れを目安にし、これを繰り返していくことで徐々に慣れていくことができます。
また、話しかける声の大きさやスピードなど、ご家族や周囲の方々のご協力も重要になります。補聴器からきこえる音は、音の伝わり方の違いにより、今まできいていた音とは少し違った印象を受ける場合もあります。
最近のデジタル補聴器ではより自然なきこえに近いものもありますので、ご自分のお耳でお試しください。補聴器は性能や機能の違いにより価格も異なります。
基本的に高価な補聴器は性能や機能がより充実していますが、価格の高低が装用する方それぞれのきこえやすさに直結するというわけではありません。
ご予算をもとに、ご自身のきこえにとって必要な機能や性能を満たせる補聴器を選べるようお手伝いいたします。補聴器(片耳)のおよその価格帯
・~10万円
多くの機能を必要とせず、安価な補聴器をご希望の方におすすめ。
主に家の中など静かな場所で会話をされるなら十分な性能を備えています。
調整項目が少ないため、雑音が気にならないかどうか、ご試聴でご確認ください。・10~30万円台
少し騒がしい場所やお仕事での使用も含め、様々な場面でのきこえを改善したい方にぴったりです。
性能とお求めやすさのバランスが取れた価格帯となります。・30万円~50万円
高度な先端技術を投入して開発されたハイエンドクラスの製品です。
音質がとても良く聞き心地も抜群で、最高水準の機能が搭載されています。操作が苦手な方には、ボリューム操作などがいらない補聴器があります。
電池の交換と補聴器の装着・取り外し以外はご自身での調整はほとんどありません。
生活のあらゆるシーンでもっとも自然にきこえるように自動調整してくれるので、安心して使えます。補聴器の動力は専用の空気電池式、または充電式となります。
空気電池の持ち時間は補聴器や電池の種類、使用環境によって大きく異なり、1日約10時間使用した場合およそ10日~1週間程度です。
電池の残量が少なくなると、日本語のアナウンスやアラーム音で知らせてくれます。
また、充電式の補聴器は電池交換の手間が省けるため日々のわずらわしさが解消されますが、充電器の購入という面で電池式よりコストはアップします。
双方のメリット・デメリットをふまえて補聴器を選択することが必要です。医療機器の耐用期間として「使用開始より5年」とされています。
しかし、近年は製品の防水・防塵性能が向上したこともあり、ご自身のきこえの状態や取り扱いによって10年以上ご使用の方もいらっしゃいます。
長くお使いいただくために、日頃のお手入れや点検が大切となります。
初めてきこえや補聴器装用についてご相談いただく場合、カウンセリングから測定、ご試聴、お貸出しという流れにつきましておよそ1時間30分~2時間程度かかるため、前もってのご予約をお願いいたします。
また、初回以降のご来店につきましてはご予約制になりますので、もし日程の変更をご希望の場合は遠慮なくご連絡ください。可能であれば、ご家族の方との同席をお願いいたします。
きこえの問題は、ご本人だけのものではなく、ご家族のものでもあります。
きこえに難しくなった方の現状を知っていただくこと、補聴器の正しい知識を知っていただくことは、きこえの改善につながります。
また、ご家族や周囲の方々からもお話を伺い、よりよいきこえのためにご協力いただくことも大切となります。当店としましては出張訪問には対応しておりませんが、出張訪問を行っている補聴器専門店を紹介させていただくことが可能です。
お気軽にお問合せください。
聴覚に関する身体障がい者手帳をお持ちの方は、所定の申請・手続きを行うことで補聴器の交付を受けることができます。
難聴の程度や支援法の対象となる製品、申請の手順など、詳しくはこちらのページをご覧ください。平成30年から「補聴器適合に関する診療情報提供書(2018)」を活用することで、医療費控除の対象となりました。
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定の補聴器相談医を受診して、補聴器が必要と判断された場合は一定の医療費控除を受けることができます。
詳しくはこちらのページをご覧ください。



