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きこえのお話
聞く?聴く?

「きく」を漢字にすると、どちらも「耳」というパーツをもつ「聞く」と「聴く」の2種類になります。
会話を聞く、音楽を聴く、生活音を聞く、スピーチを聴く…
音や声が自然と耳へ入る場合には『聞く』を、
一方、理解しようと進んで耳を傾ける場合には『聴く』を。
普段あまり意識をすることはなくとも、自然とその使い分けをしているのではないでしょうか。
本来、「きく」という感覚が耳と脳によって司られていることを、体感として理解しているからです。

きこえのお話
きこえと補聴器

視力の低下を感じたら、眼鏡やコンタクトレンズですぐに補正することができます。
ですが、補聴器は着けてすぐ『きこえ』が改善する、悩みが解決する、ということは残念ながらまずありません。
先述のとおり、『きこえ』とは耳だけの働きではなく、
耳から入った音が脳に伝えられ処理されて、初めて言葉や音として認識されるという、
耳と脳との連携あってこその感覚だからです。

「補聴器をつけても雑音ばかりうるさくて会話できない」
「補聴器をつけても耳がよくなったか気がしない」
というお声があるのは、『きこえ』が耳まかせ、あるいは補聴器まかせになっている状態なのかもしれません。

補聴器の役割

20歳をピークに、加齢とともに少しずつ衰えてくる聴力。
補聴器の必要性を感じる頃には、耳から脳に入る音や言葉の情報は少なくなり、
いわば聴覚の運動不足が続いている状態になっています。

補聴器の直接的な役割とは、聴力の低下を補うことです。
そこで、補聴器を正しく着けることにより忘れてしまった音を思い出させ、
脳に積極的に働きかけていくことができるようになるのです。

そろそろ補聴器?

高音には言葉のきき取りを大きく左右する子音成分が多く含まれており、
加齢によりこの音域の聴力が低下することで、言葉のきき違いが多くなります。
しかし、音量感のある母音成分を多く含む低音をきき取る力がそれほど低下していなければ、
あまりきこえづらさを感じません。
そのためご本人は難聴を認識しづらく、ご家族や周囲の人が先に気づく場合が多いのです。

「家族のテレビのボリュームがうるさくなった気がする」
「呼びかけても返事をしてもらえない」
「電話やインターホンが鳴っていても気づいていないことがある」
など、ご家族や周囲の方にお困りごとがある場合が多いようです。

対して、ご自身がきこえのお困りごとを抱えておられる場合、
「仕事でお客様の言葉がきき取れない」
「友人同士の会話に入りづらい」
「観劇に行ってもセリフがはっきりわからない」
など、きこえの問題が具体的です。

補聴器を使いこなしていくために

どちらの場合も補聴器の使用を考えるよいきっかけとなりますが、
補聴器が自分の耳になるよう使いこなしていくには
「補聴器できこえを改善して日々の生活をよりよくしたい」
というご自身の前向きなお気持ちが何よりも支えになります。

そして、きこえ、という感覚が周囲とのコミュニケーションに欠かすことができないものである以上、
大きな力となるのが、ご家族やまわりの方々のご理解とサポートです。
どうぞお気軽に、ご一緒にご来店ください。

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